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FXチャートの読み方

FXチャートの読み方は、時間をかけて磨かれるスキルです。一朝一夕で身につくようなものではありませんが、まずは最初に理解すべき基礎知識から始めましょう。この記事では、縦軸・横軸の読み解き方、価格変動の分析、FXチャートの種類、サポートラインとレジスタンスなど、これから本格的にFX取引を始める方がまず押さえておくべきFXチャートの読み方の基本を一通りカバーします。

市場を読むには経済指標などのファンダメンタルズのみならず、テクニカルなことも知る必要があります。ベストな方法は、まずチャートの仕組みを一歩一歩学んでいくことです。

FXチャートの縦軸・横軸

FXチャートの読み方を理解するには、まずそのベースとなっている2つの軸、すなわち価格と時間のイメージをしっかり固めることからスタートしましょう。

  1. Price(価格)は縦軸で、通貨ペアの為替レートを示します。例えばEUR/USDチャートなら、縦軸に沿って走る数字は、ユーロの米ドルの価値を表します。
  2. Time(時間)は横軸で、価格がそれに対し表示される期間を表します。取引チャートは、1分足、1時間足、1日足など、しばしば「時間軸」と呼ばれるさまざまな期間を設定できます。例えば、横軸に1時間周期のチャートは1時間単位で価格が表示されます。

何が最適な時間軸のチョイスかどうかは、トレーダーの取引スタイルによって変わります。

◆ 取引スタイルの例

短期トレーダーやスキャルパー:
最も高い頻度で更新される情報が必要とするため、1分足や5分足のチャートなど短い時間枠のチャートを見るのが良いでしょう。

スイングトレーダー:
日足または週足の取引チャートを見る方が適しています。


もう一つトレーダーが知っておくべきなのは、MT4やMT5などほとんどの取引プラットフォームがトレーダーの現地時間ではなく、ブローカーのサーバー時間をデフォルトで使っているということです。そのため、トレーダーは経済指標発表やその他のニュースリリースをチェックする際、プラットフォームがどのタイムゾーンを使って取引チャートを使っているかを分かったうえで、市場の影響を正確に予測する必要があります。

FXチャートの縦軸(Price:価格)・横軸(Time:期間)を表す図

FXチャートの値動きを分析

FXチャートの読み方を理解するのは、値動きを予想する上で重要です。

まず最初のステップは、通貨ペアの為替レートを読み取る方法を知りましょう。

◆ EUR/USDの例

すべての通貨ペアは「基軸通貨/決済通貨」の順で表記されているため、この場合EURが基軸、USDが決済となります。

EUR/USDの為替レートが1.1700であれば、1ユーロは1.17米ドルの価値があることを意味します。もし金利が1.2000に上昇すれば、ユーロがドルに対して強くなったことを意味します。為替レートが下がればその逆です。


次のステップは、異なる時間足の値動きを分析することです。

一つの時間足だけに注目しても全体像は見えてきません。
トレーダーは、より長い時間枠(例:日足または週足チャート)と短い時間足(例:15分足または1時間足のチャート)の両方の価格を分析すべきです。

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長い期間の値動きは通貨ペアの大まかな方向性を示し、短い期間のチャートはエントリーとエグジットのタイミングを把握するのに役立ちます。

短期的な値動きだけを見ていると、リスクを適切に見ることができず、推測ゲームをしているだけになってしまいます。

FXチャートの値動きを分析
長い時間足は全体の方向性、短い時間足はエントリーとエグジットのタイミングをはかる図

FX チャートのパターン

FXにおける価格チャートは、通貨ペアの為替レートが時間とともにどのように変化したかを示すのに肝となるツールです。FXチャートの読み方が分かれば、トレーダーは数字だけでは難解なトレンドや、重要な価格のラインなどを把握できます。取引チャートには主に3つのタイプがあります。

1. ローソク足

最も広くトレーダーに使われているチャートです。各ローソクは一定の期間内の始値、高値、安値、終値を示しており、濃い情報量が得られます。

ローソクの長方形の本体部分は始値と終値の差を表しています。

◆ ボディの色の違い

緑色のボディは通常、価格が始値より高く取引されたことを
赤色のボディは、価格が始値より低く取引されたことを示します。

本体の両端にある芯(線)はその期間の最高値と最低値を表しています。

このデータを視覚的に見ることで、トレーダーは市場の方向性、レンジ、勢いを同時に分析できるため、ローソク足チャートはFX取引において人気のスタイルとなっています。

👉ローソク足についての詳細はこちらから:【ローソク足パターンの基本】

2. バーチャート

バーチャートは見た目が違うだけで、ローソク足と同じく始値、高値、低値、終値が表示されています。それぞれの「バー」はあくまで単なる線であり、上端が高値、下端が低値を表しています。バーには小さな横棒もあり、左の棒は始値、右の棒は終値を表します。
バーチャートは通常デフォルトでは色分けがされていません。価格の方向は横棒の位置によって決まります。右のバーが左のバーより低いなら価格は上昇し、右のバーが左よりも高いなら価格は下落します。


3. ラインチャート

ラインチャートは通貨ペアの長期的なトレンドなど、より大きな全体像を理解するために使われます。これにより、トレーダーは短期的な変動を示す詳細なしに、主要な高値や安値、広範なサポートラインとレジスタンスレベルを簡単に把握できます. 

FXチャートの3つの代表的なパターン(ローソク足、バーチャート、ラインチャート)の図

FXのサポートラインとレジスタンスについて

サポートラインとレジスタンスの理解なしに、取引のエントリーとエグジットを判断するのは難しいでしょう。それぞれについて見ていきましょう。

サポートライン

サポートラインはいわば床のようなものです。これは、下落していた価格が下げ止まり、上昇に転じる価格ラインのことを言います。

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これは、価格が下がると買い手が増え、売り手の数が増えるまで買い手が増えて、価格が再び上昇し始めるのが原因です。


レジスタンス

レジスタンスはその逆で、天井のように考えることができます。これは、上昇する価格が上昇を止め、下落に転じる価格ラインのことです。

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価格が上昇すると、より多くのトレーダーが売りを望み、最終的に売り手が買い手を上回るため、上昇トレンドの勢いが失われます。

実際の取引では、価格が毎度同じ価格のラインで反転することはほとんどありません。むしろ、価格は大抵、価格のラインを突破するかそれに近づいてから反転します。だからこそ、サポートラインとレジスタンスをピンポイントの価格ではなく大まかな「ゾーン」として扱う方が良いのです。

価格はしばしばサポートラインやレジスタンスを大きく超えることがあり、「ロールリバーサル」と呼ばれます。

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ロールリバーサル:
市場の力関係が変化し、レジスタンスだった価格ラインがサポートラインに、またはその逆に変わるという現象

レジスタンスが突破されると強気(Bullish)の勢いを示し、その後の下げ戻しはトレーダーにとってむしろ割安で買い時とみなされ、サポートラインに変わる。逆にサポートラインが破られると弱気(Bearish)の勢いを示し、その後の押し戻しは割高に感じられ、突破されたサポートラインはレジスタンスに変わります。

しかし、すべてのブレイクアウトが本当に勢いが逆転したことを示すわけではありません。ダマシ(False Brakeout:フォールスブレイクアウト)はしばしば発生し、価格を一時的に押し上げてから戻るため、トレーダーはダマシなのか、本物の根拠あるブレイクアウトなのかを見分ける必要があります。

👉学習した内容をもとに、リアルタイムチャートを見てみましょう:【FXチャート・レート】

サポートラインとレジスタンスのイラスト図


まとめ

FXのチャートからパターンを読み解き、情報を見て分析することに慣れてくると、取引をしながら成長している自分が実感できるはずです。慣れないうちは、FXのチャートを見て膨大な数字や情報に圧倒されるでしょう。しかしこれは至って普通のこと。

だからこそ、まずはFXチャートの読み方の基礎をしっかりと身につけることが重要になってきます。FXチャートの縦軸・横軸、チャートのパターン、サポートラインやレジスタンスなどの重要ラインなどを学ぶ。それが腑に落ちれば、FXチャートのよりテクニカルな面を学ぶのもずっとハードルが下がるはずです。