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FXチャートの読み方

FXチャートの読み方は、時間をかけて磨かれるスキルです。一晩で身につくようなものではありませんが、基礎を築いていくためにポイントとなるスタート地点があります。この記事では、各種軸の読み解き方、価格変動の分析、取引チャートの種類、サポートラインとレジスタンスなど、FXチャートの読み方の基本を解説します。市場を読むにはテクニカルなことも知る必要があります。ベストな方法は、まずチャートの仕組みを一歩一歩学んでいくことです。

FXチャートの縦軸・横軸

FXチャートの読み方を理解する基本は、まずそのベースとなっている2つの軸、すなわち価格と時間のクリアなイメージを持つことから始まります。

  1. Price(価格)は縦軸で、通貨ペアの為替レートを示します。例えばEUR/USDチャートなら、縦軸に沿って走る数字は、ユーロの米ドルの価値を表します。
  2. Time(時間)は横軸で、価格がそれに対し表示される期間を表します。取引チャートは、1分足、1時間足、1日足など、しばしば「時間軸」と呼ばれるさまざまな期間に設定できます。例えば、横軸に1時間周期のチャートは1時間単位で価格が表示されます。

最適な時間軸のチョイスは、取引スタイルによって変わります。例えば、短期トレーダーやスキャルパーは最頻度で更新される情報が必要となるため、1分足や5分足のチャートなど短い時間枠のチャートを見るのが良いのに対し、スイングトレーダーは通常、日足または週足の取引チャートを見る方が適しています。

もう一つトレーダーが知っておくべきなのは、ほとんどの取引プラットフォームがトレーダーの現地時間ではなくブローカーのサーバー時間をデフォルトで使っているということです。そのため、トレーダーは経済指標発表やその他のニュースリリースをチェックする際、プラットフォームがどのタイムゾーンを使って取引チャートを使っているかを把握して、市場の影響を正確に予測する必要があります。

FXチャートの縦軸(Price:価格)・横軸(Time:期間)を表す図

FXチャートの値動きを分析

FXチャートの読み方を理解するのは、値動きを予想するためです。

まず最初のステップは、通貨ペアの為替レートを読み取る方法を知りましょう。EUR/USDを例に挙げます。すべての通貨ペアは「基軸通貨/決済通貨」と表記されているため、この場合EURが基軸、USDが決済となります。EUR/USDの為替レートが1.1700であれば、1ユーロは1.17米ドルの価値があることを意味します。もし金利が1.2000に上昇すれば、ユーロがドルに対して強くなったことを意味します。逆に為替レートが下がればその逆です。
次のステップは、異なる時間足の値動きを分析することです。

一つの時間足だけに注目しても全体像は見えてきません。トレーダーは、より長い時間枠(例:日足または週足チャート)と短い時間足(例:15分足または1時間足のチャート)の両方の価格を分析すべきです。長い期間の値動きは通貨ペアの大まかな方向性を示し、短い期間のチャートはエントリーとエグジットのタイミングを把握するのに役立ちます。短期的な値動きだけを見ていると、リスクを適切に見ることができず、推測ゲームをしているだけになってしまいます。

FXチャートの値動きを分析
長い時間足は全体の方向性、短い時間足はエントリーとエグジットのタイミングをはかる図

FX チャートのパターン

FXにおける価格チャートは、通貨ペアの為替レートが時間とともにどのように変化したかを示すための肝となるツールです。FXチャートの読み方が分かれば、トレーダーは数字だけでは難解なトレンドや重要な価格のラインを把握できます。取引チャートには主に3つのタイプがあります。

1. ローソク足

最も広くトレーダーに使われているチャートです。各ローソクは一定の期間内の始値、高値、安値、終値を示しており、濃い情報量が得られます。ローソクの長方形の本体部分は始値と終値の差を表しています。

緑色のボディは通常、価格が始値より高く取引されたことを示し、赤色のボディは、価格が始値より低く取引されたことを示します。本体の両端にある芯(線)はその期間の最高値と最低値を表しています。

このデータを視覚的に見ることで、トレーダーは市場の方向性、レンジ、勢いを同時に分析できるため、ローソク足チャートはFX取引において人気のスタイルとなっています。

2. バーチャート

バーチャートは見た目が違うだけで、ローソク足と同じく始値、高値、低値、終値が表示されています。それぞれの「バー」はあくまで単なる線であり、上端が高値、下端が低値を表しています。バーには小さな横棒もあり、左の棒は始値、右の棒は終値を表します。
バーチャートは通常デフォルトでは色分けがされていません。価格の方向は横棒の位置によって決まります。右のバーが左のバーより低いなら価格は上昇し、右のバーが左よりも高いなら価格は下落します。


3. ラインチャート

ラインチャートは通貨ペアの長期的なトレンドなど、より大きな全体像を理解するために使われます。これにより、トレーダーは短期的な変動を示す詳細なしに、主要な高値や安値、広範なサポートラインとレジスタンスレベルを簡単に把握できます. 

FXチャートの3つの代表的なパターン(ローソク足、バーチャート、ラインチャート)の図

FXのサポートラインとレジスタンスについて

取引のエントリーとエグジットを決断する上で、チャート上でサポートラインとレジスタンスを見つける重要性は侮れません。それぞれについて見ていきましょう。

サポートライン

サポートラインはいわば床のようなものです。これは、下落していた価格が下げ止まり、上昇に転じる価格ラインのことを言います。

これは、価格が下がると買い手が増え、売り手の数が増えるまで買い手が増えて、価格が再び上昇し始めるのが原因です。


レジスタンス

レジスタンスはその逆で、天井のように考えることができます。これは、上昇する価格が上昇を止め、下落に転じる価格ラインのことです。価格が上昇すると、より多くのトレーダーが売りを望み、最終的に売り手が買い手を上回るため、上昇トレンドの勢いが失われます。

実際には、価格が毎回まったく同じ水準で反転することはほとんどありません。むしろ、価格は通常、水準を突破するかそれに近づいてから反転します。だからこそ、サポートラインとレジスタンスをピンポイントの価格ではなくゾーンとして扱う方が良いのです。

価格はしばしばサポートラインやレジスタンスを大きく超えることがあります。この現象が起こると、市場の力関係が変化し、レジスタンスだった価格ラインがサポートラインに、またはその逆に変わるという現象が起こります。

これを「ロールリバーサル」と呼びます。レジスタンスが突破されると強気の勢いを示し、その逆戻りはトレーダーにとって割引とみなされ、サポートラインに変わる。逆にサポートラインが破られると弱気の勢いを示し、その後の押し戻しは過大評価と見なされ、突破されたサポートラインはレジスタンスに変わります。しかし、すべてのブレイクアウトが真の逆転につながるわけではありません。誤ったブレイクアウトはよく起こり、価格が一時的に押し上げてから戻るため、トレーダーは偽のブレイクアウトと説得力のあるブレイクアウトの違いを見分ける必要があります。

サポートラインとレジスタンスのイラスト図


まとめ

FXのチャートからパターンを読み解き、情報を見て分析することに慣れてくると、実践の中で成長している自分が実感できるはずです。慣れないうちはFXのチャートを見て、膨大な数字や情報に圧倒されるのは至って普通のことです。だからこそ、まずはFXチャートの読み方の基礎を身につけることが重要になってきます。FXチャートの縦軸・横軸、チャートのパターン、サポートラインやレジスタンスなどの大事なラインなどを学ぶ。それが分かれば、FXチャートのよりテクニカルな面を学ぶのもずっとハードルが下がるはずです。