15 Sep 2025
FRB利下げ期待が関税とインフレ逆風の中で世界的なラリーを牽引 | 週間総括: 2025年9月8日 – 9月12日
9月第2週は、軟調な経済指標と中央銀行の慎重姿勢、そしていくつかの地政学的な緊張とのバランスを取る展開となった。米国では8月のCPIが前月比+0.4%となり、年率は2.9%に上昇し、1月以来の高水準となった。コアCPIは3.1%で横ばいとなり、基調的なインフレ圧力が悪化していないことを示し、投資家を安心させた。生産者物価は7月の急上昇後にわずかに低下し、インフレが緩やかに沈静化している印象を与えた。同時に、労働市場はさらにひび割れを見せた:失業率は4.3%に上昇し、雇用増加はマイナスに転じた。総合的に見ると、これらのデータは、FRBが利上げよりも利下げに近いというパウエル議長のジャクソンホールでの発言を裏付けた。
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